韓国 7つの世界遺産を訪ねる旅 VOL.8/9 inserted by FC2 system

4日目(2005/3/27)


世界遺産 昌徳宮(チャンドックン)を観て回っています
画像は演慶堂(ヨンギョンダン)にある善香斎(ソンヒャンジェ)







演慶堂(ヨンギョンダン)は国王自らが当時の貴族 両班(ヤンパン)
の暮らしを体験するため 宮殿内に作らせた両班スタイルの屋敷






“両班”(ヤンパン)とは
官僚を出すことができた最上級身分の支配階級






元来は国家の公的会合における官僚の2列の並び方のことで
東班(文官)と西班(武官) 画像は西日除けの工夫がされた建物






善香斎(ソンヒャンジェ)の説明
書斎






善香斎(ソンヒャンジェ)






舎廊棟(サランチェ)
舎廊棟は男性が生活する領域 女性が生活する領域は母屋(アンチェ)
トイレが男女別々のように当時は男女が生活する領域は区別されていました






一説によると日本語の母屋(オモヤ)は韓国語の母(オモニ)が語源とされます
画像は裏門






丸太を並べたような屋根の造り







右:オンドルの煙突
敷地内にオンドルの煙突は所々見られました














反り返った屋根の造りがユニーク







日本家屋の“縁先”に似ています







室内に家具など生活道具が置いてあればリアルだと思います























木造建築の親しみは感じられますが ふすまや
畳がないとどうも落ち着きません―笑






障子の紙は日本とは違って
部屋の内側に貼られていました






長屋のような家屋







小さいながらも威厳が感じられます







記念撮影をする日本語ガイドツアーに参加された方達























演慶堂(ヨンギョンダン)の説明







演慶堂(ヨンギョンダン)を後にします







昌徳宮はソウルの中心にあるとは思えないほど自然が豊かで 心が
落ち着く場所ですがガイドツアーでしか観られないというのは残念






























韓国の瓦







日本の瓦とは形状が異なります







明から朝鮮に贈られてきたと伝えられる梅の木の説明







樹齢400年 梅の木にも色々種類があるのでしょう
とても400年経っている木には見えませんでした














煕政堂(ヒジョンダン)の入口まで戻ってきました







次は楽善斎(ナクソンチェ)を観ます







素朴で質素なイメージ















楽善斎(ナクソンチェ)の入口















楼抹楼(ルマル)






楽善斎は日本の皇族・梨本宮家から韓国最後の
皇太子に政略結婚として嫁がされた当時15歳の李方子
(イ・パンジャ/り まさこ)が晩年を過ごされた屋敷






李方子女史は今から約16年前(1989年) ここ楽善斎で87歳でご逝去されるまで
それまでの人生を韓国の慈善事業に力を尽くし韓国でも高く評価されている人






“韓国障害児の母”李方子女史について
説明する日本語ガイドツアーのガイドさん






李方子女史の葬儀は李氏朝鮮王朝の古式に則って行われた
李氏朝鮮王朝最後の皇太子妃だったそうです






楽善斎(ナクソンチェ)の内部























塀のデザインが美しいです







(参考) 李方子(イ・パンジャ/り まさこ)の生涯